日読みの酉(読み)ヒヨミノトリ

デジタル大辞泉 「日読みの酉」の意味・読み・例文・類語

ひよみ‐の‐とり【日読みの×酉】

日読みに用いる「酉」の字という意》「」の字を「鳥」「(ふるとり)」と区別していう語。
《「酒」の字のつくりが「酉」であるところから》酒のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「日読みの酉」の意味・読み・例文・類語

ひよみ【日読】 の 酉(とり)

  1. 漢字部首の「鳥(とり、とりへん)」「隹(ふるとり)」と区別して、「酉」をいう。
    1. [初出の実例]「酒と云文字は、三水にひよみの酉を書り」(出典:餠酒歌合(15C前))
  2. ( 「酒」の字の旁(つくり)が酉であるところから ) 酒のこと。さんずいの酉。
    1. [初出の実例]「明樽の古巣にかへれひよみの酉〈如柳〉」(出典:俳諧・おくれ双六(1681)春)

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