日野T11B+T25型トレーラーバス

日本の自動車技術240選 の解説

日野T11B+T25型トレーラーバス

戦時中軍用装軌車両製造して居た日野重工は戦後日野産業の社名で残存資材を利用して民需産業に転換したがその中で最も力を入れたのが自動車市場への復帰であった。最初に一式半装軌装甲兵車の空冷ディーゼルエンジン及び足回りを利用し、当時進駐軍が持ち込んだ大型車両にヒントを得たトレーラートラックを製造して1946年に発売、次いで98式6トン牽引車の水冷ディーゼルエンジンを利用したトレーラートラック及びトレーラーバスを1947年に発売した。 このトレーラーバスは当時車両不足の折人員輸送力確保に貢献、セミトレーラー式である為車両の大きさの割に小回りが利き未だ狭かった道路事情にも対応出来た。1950年頃迄生産され、その数年後単車が出回る迄路線及び一部観光にも稼働した。保管場所日野自動車工業株式会社 技術管理部 (〒191-8660 東京都日野市日野台3-1-1)
製作(製造)年1947
製作者(社)日野産業株式会社
資料の種類設計図・その他
現状保存・非公開
車名日野トレーラーバス
モデル名T11B+T25
会社名日野産業株式会社
製作開始年1947
車種・用途バス
実車所在/模型なし
乗員96人
車両重量トラクター・4,900kgトレーラー・6,500kg
全長13,880mm
全幅2,400mm
全高2,860mm
タイヤサイズ゙38''×8''-14P
軸距トラクター・3,700mmトレーラー・5,000+1,250mm
前トレッドx後トレッド前・1,800mm後・1,750mm
ステアリング左ハンドル
冷却/気筒配列水冷/直6
内径x行程120×160mm
排気量10.85
最高出力/回転数115/1,800rpm
燃料タンク容量120(80+40)
ハイブリッドシステム形式なし
変速機前5、後1
駆動方式4×2
モード燃費-
参考文献日野自動車販売30年史
その他事項足ブレーキ:フルエアブレーキ;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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