日野TH10型トラック

日本の自動車技術240選 「日野TH10型トラック」の解説

日野TH10型トラック

戦後トレーラートラック、トレーラーバスの生産と併行して、当時5~6トンが主流だったトラック市場に一回り上の8トン積みを狙って新型トラックの開発を進め1950年に発売、復興期の大量輸送時代到来の波に乗ってボンネット式大型トラックの典型の一つとなりキャブオーバー型に移行する1960年代末に至る20年近くに亘って生産された。シャシーの主要部品を共通にしたバスも同時に発売した。東南アジア方面を主体として輸出もされた。 静かなエンジン、運転の楽な軽いハンドルと軽いブレーキ、乗り心地がよくて荷痛みのない車を目標として全く新設計のエンジン、ウオームローラー式ステアリング、フルエア式ブレーキ、ロングスパンスプリング等を採用した。フロント回りのスタイリングも整備性良く且つ端正にまとまって居て好評だった。保管場所株式会社日野自動車21世紀センター・オートプラザ (〒192-0916 東京都八王子市みなみ野5丁目28番5号)
製作(製造)年1950
製作者(社)日野ヂーゼル工業株式会社
資料の種類量産車
現状展示・公開
車名日野TH10型
モデル名TH10
会社名日野ヂーゼル工業株式会社
製作開始年1950
車種・用途トラック
実車所在/模型あり
スタイルボンネット型トラック
乗員3
全長8,150mm
全幅2,300mm
全高2,350mm
タイヤサイズ゙36''×8''-14P
フレームコ型断面梯子型
前軸逆エリオット型
後軸全浮動式
軸距4,800mm
前トレッドx後トレッド前・1,860mm後・1,770mm
ステアリングウオームローラー式
冷却/気筒配列水冷/直6
内径x行程105×135mm
排気量7.014L
過給機なし
燃料タンク容量115・
ハイブリッドシステム形式なし
変速機コンスタントメッシュ前5、後1
駆動方式4×2
モード燃費-
参考文献日野自動車50年史
その他事項足ブレーキ:フルエア; :DS10型 ディーゼルエンジン;最高速度:90km/h;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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