日本歴史地名大系 「旧巨摩郡地区」の解説 旧巨摩郡地区きゆうこまぐんちく 山梨県:甲府市旧巨摩郡地区甲府市南西方および北方を占め、市域西方を南西へ流下したのち南東へ向きを転じて流れ、南端で笛吹川に合流する荒(あら)川の西岸域にあたる。江戸時代には金峰(きんぷ)山南麓の山間部および荒川支流貢(く)川流域の上石田(かみいしだ)村・徳行(とくぎよう)村以北の計一五ヵ村は巨摩郡北山(きたやま)筋、高畑(たかばたけ)村・下石田村以南の計一七ヵ村は同郡中郡筋に属した。慶長古高帳では全村幕府領。寛永期(一六二四―四四)に一部旗本領が設定されたが、慶安四年(一六五一)から寛文元年(一六六一)までの間に甲府家領となり、宝永元年(一七〇四)からは全村が甲府藩領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by