旧館内(読み)きゆうかんない

日本歴史地名大系 「旧館内」の解説

旧館内
きゆうかんない

[現在地名]三次市三次町

三次藩政庁のあった館跡一帯をいう。北は山、東・南・西の三方を川で囲まれ、大曲輪おおくるわとよばれた三次町の中心に位置する。

寛延二年(一七四九)の三次御曲輪之絵図および三次御館内御建物絵図(ともに「事蹟緒鑑」所収)によると、敷地は東西八四間四尺五寸・南北六四間五尺九寸で、五千三七六坪余の面積をもち、周囲を堀と塀で囲まれていた。その中に大書院(二〇畳)小書院(一八畳)・二之間(二四畳)・玄関(一八畳)などを含む建坪およそ二〇〇坪の建物を中心に、幾つかの建物がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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