旨し(読み)ウマシ

デジタル大辞泉 「旨し」の意味・読み・例文・類語

うま・し【▽旨し/▽甘し/▽美し】

[形シク]満ち足りていて美しい、すばらしいと賛美する気持ちを表す。よい。すばらしい。
「なんでふ心地すれば、かく物を思ひたるさまにて月を見給ふぞ、―・しき世に」〈竹取〉
[形ク]「うまい」の文語形。
[補説]のシク活用の用例はごく少ないが、「うましくに」「うましもの」など、終止形(シク活用では語幹の働きもする)に体言の直接ついた例もあるところから、上代にもシク活用の存在したことが知られる。ク活用が対象の状態を表現しているのに対し、シク活用のほうは対象に対する主観的な気持ちを表現している。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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