早川真平(読み)ハヤカワ シンペイ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「早川真平」の解説

早川 真平
ハヤカワ シンペイ


職業
タンゴ指揮者

肩書
オルケスタ・ティピカ東京のバンド・リーダー

生年月日
大正3年 2月11日

出生地
大阪

学歴
大阪府立天王寺中〔昭和8年〕卒

経歴
中学を出て大阪、東京のタンゴ楽団でバンドネオン奏者として働いた後、昭和22年にオルケスタ・ティピカ東京を結成。3年後、藤沢嵐子を専属歌手として迎えるとともに結婚、「ラ・クンパルシータ」などをヒットさせ、アルゼンチンタンゴをわが国に普及させたタンゴ界のリーダー。28年には夫人とともにアルゼンチンに渡り、ペロン大統領主催の慈善演奏会にゲスト出演して大反響を呼ぶ。以来、同国を5回訪問。45年にいったん引退したが、10年後に現役復帰し、演奏活動を続けていた。

没年月日
昭和59年 12月28日 (1984年)

家族
妻=藤沢 嵐子(タンゴ歌手)

親族
甥=早川 尚古斎(5代目)(竹芸家)

伝記
ぼくらのラテン・ミュージック―ものがたり日本中南米音楽史カンタンド―タンゴと嵐子の真平青木 誠 著藤沢 嵐子 著(発行元 リットーミュージック六興出版 ’96’87発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

世界大百科事典(旧版)内の早川真平の言及

【タンゴ】より

…ダンスホールを中心に,社交ダンスとして流行し,40年までに日本のオルケスタも組織された。第2次大戦後も人気は根強く,〈早川真平とオルケスタ・ティピカ・東京〉などのすぐれたオルケスタが生まれた。また歌手藤沢嵐子はアルゼンチンでも高い評価を受けた。…

※「早川真平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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