早波(読み)ハヤナミ

デジタル大辞泉 「早波」の意味・読み・例文・類語

はや‐なみ【早波/早浪】

激しく打ち寄せる波。激浪。荒波

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「早波」の意味・読み・例文・類語

さ‐なみ【早波】

  1. 〘 名詞 〙 五月の頃にたつ波。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「あけくれ浪たちてしづまるまもなし。四月にたつをばうなみといひ、五月にたつをばさなみとなん申し侍るといひき」(出典:無名抄(1211頃))

はや‐なみ【早波】

  1. 〘 名詞 〙 激しく打ち寄せる波。あらなみ。激浪。〔邇言便蒙抄(1682)〕
    1. [初出の実例]「水はいやまさりやをゐるごとくはやなみに打よせられてははねかへし」(出典:浄瑠璃・日本蓬莱山(1685頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android