荒波(読み)アラナミ

デジタル大辞泉 「荒波」の意味・読み・例文・類語

あら‐なみ【荒波】

荒れ狂う波。激しい波。激浪。
世の中の激しさ、厳しさ、辛さのたとえ。「世間荒波にもまれる」
[類語]大波高波波濤激浪怒濤波浪さざ波白波逆波津波土用波うねり小波男波女波余波徒波あだなみ逆浪げきろう横波海嘯夕波波頭なみがしら波頭はとう波の花波間

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「荒波」の意味・読み・例文・類語

あら‐なみ【荒波・荒浪】

  1. 〘 名詞 〙 荒れ立つ波。勢いの激しい波。比喩的に、人生の激しさ、つらさなどを表わすこともある。「浮世の荒波」
    1. [初出の実例]「荒浪(あらなみ)に寄りくる玉を枕(まくら)に置きわれここにありと誰(たれ)か告げけむ」(出典万葉集(8C後)二・二二六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む