早言(読み)ハヤコト

精選版 日本国語大辞典 「早言」の意味・読み・例文・類語

はや‐こと【早言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はやくち(早口)〔伊京集(室町)〕
    1. [初出の実例]「尻上がりの早言(ハヤコト)に云った」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉一一)
  3. はやくちそそり(早口━)
    1. [初出の実例]「市の童部の早言に效ひてここにも畳ね云へるなり」(出典:俳諧・本朝文鑑(1718)二・行類・万歳行〈華表人〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の早言の言及

【早口ことば(早口言葉)】より

…通常,発音しにくい文句,せりふ,俗謡などをまちがえずに早口でいって遊ぶ言語遊戯の一つ。またその文句をいい,〈早口〉〈早口そそり〉〈早言(はやこと)〉〈早ことば〉などとも称する。ただし,舌をかみそうなことばを続けていうものをとくに〈舌もじり〉,必ずしも発音は難しくないがもっぱら早く唱えることに主眼を置くものを〈早口ことば〉として区別することもある。…

※「早言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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