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早口言葉 ハヤクチコトバ

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デジタル大辞泉の解説

はやくち‐ことば【早口言葉】

同音が重なったりして発音しにくい文句を早口にいうこと。また、その文句。「なげしの上の長なぎなたは誰(た)が長なぎなたぞ」の類。早口そそり早言葉。早言。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

早口言葉
はやくちことば

正確に発音しにくかったり、語呂(ごろ)がよくておもしろい一連の決まり文句を、間違えずに早口にいう言語遊戯、また、その文句。「早口」「早言(はやごと)」「早口そそり」ともいい、遊びのほか、アナウンサーの訓練など発音練習にも利用される。発音が混乱しやすい「舌もじり」と、早口で唱えることが主眼の「早口言葉」とに区別することもある。「生麦生米生卵(なまむぎなまごめなまたまご)」「青巻紙赤巻紙黄巻紙(あおまきがみあかまきがみきまきがみ)」「書写山(しょしゃざん)の社僧正(しゃそうじょう)」「隣の客はよく柿(かき)食う客だ」など類音が連続・接近して発音しにくいものや、「李(すもも)も桃(もも)ももう売れた」「瓜(うり)売りが瓜売りにきて瓜売れず売り売り帰る瓜売りの声」などの同音反復・畳語(じょうご)の類、「神田鍛冶町(かんだかじちょう)角の乾物屋で買った勝栗(かちぐり)堅くて噛(か)めない返して帰ろう」のように類音の語句を並べて楽しむものなどがある。なお、「扇に玉」のように、早口でいうと別の滑稽(こっけい)な言葉に聞こえる変種もある。
 同趣の言語遊戯は、イギリスのtongue twisterや中国の「早口令」など諸外国にもある。日本では、古くから畳語を用いた歌謡や「早歌(はやうた)」「早物語(はやものがたり)」など早口で言い立てる芸能があり、とくに江戸時代には歌舞伎(かぶき)『外郎売(ういろううり)』の口上や端唄(はうた)、落語、黄表紙、狂歌などにより流行した。[清水康行]
『綿谷雪著『言語遊戯の系譜』(1964・青蛙房) ▽鈴木棠三著『ことば遊び』(中公新書)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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