早口(読み)ハヤクチ

デジタル大辞泉 「早口」の意味・読み・例文・類語

はや‐くち【早口】

しゃべり方が早いこと。早言葉早言はやこと。「早口でまくしたてる」
早口言葉」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「早口」の意味・読み・例文・類語

はや‐くち【早口】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はやぐち」とも )
  2. もののいい方が早いこと。また、そのさま。はやこと。はやことば。くちばや。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「お前さんは本当に早口だよ」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後)
  3. はやくちそそり(早口━)」の略。
    1. [初出の実例]「白ひ狐か通ふ取沙汰 其やうに唯早口か謂(いは)れうか」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一〇)
  4. はやものがたり(早物語)
    1. [初出の実例]「はや口を座頭にならへ郭公〈為重〉」(出典:俳諧・大海集(1672)三)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「早口」の意味・わかりやすい解説

早口
はやぐち

秋田県北部,米代川右岸にある大館市集落。旧町名。 1956年山瀬村と合体して田代町となり,2005年大館市に編入。周辺部は森林資源が豊富で,米代川の支流早口川と岩瀬川流域にはスギ,ヒバ,ブナの美林繁茂。早口駅付近に大貯木場がある。製材工業も盛んである。

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世界大百科事典(旧版)内の早口の言及

【田代[町]】より

…人口8304(1995)。南端を米代川が流れ,支流の早口川,山瀬川の谷に若干の耕地があるが,町域の大部分は山林である。早口川,山瀬川の谷口に位置する中心地の早口は,両川の上流で伐採される秋田杉の集散地として近世以来発達した街村で,奥羽本線早口駅前には1908年完成の早口貯木場があり,製材所も多い。…

※「早口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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