明伏村(読み)あけぶしむら

日本歴史地名大系 「明伏村」の解説

明伏村
あけぶしむら

[現在地名]松崎町明伏

大沢おおさわ村の南に位置し、明伏川が北西流して那賀なか川に合流する。合流点のあたりを小倉おぐらといい、神明神社の元和八年(一六二二)の棟札には「那賀郷小倉村」とある。賀茂郡に属する。江戸時代の初めは幕府領、元禄一一年(一六九八)旗本天野領となり幕末に至る(韮山町史)。元禄郷帳によると高八九石余。明治一二年(一八七九)の勧業調査表(松崎町有文書)によると戸数四九、炭焼二〇・樵夫五・猟師二・商人一・工人一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android