明文衡(読み)みんぶんこう(英語表記)Ming-wen-heng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「明文衡」の意味・わかりやすい解説

明文衡
みんぶんこう
Ming-wen-heng

中国,明の散文集。原名『皇明文衡』。程敏政の編。 98巻。洪武帝天順帝の明初 100年間の散文を選び,38の文体別に分類したもの。いわゆる古文辞派の興る以前の時期にあたり,正統的な古文作品が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android