デジタル大辞泉 「昔男」の意味・読み・例文・類語 むかし‐おとこ〔‐をとこ〕【昔男】 《伊勢物語の多くの段が「昔、男ありけり」で始まっているところから》在原業平ありわらのなりひらをさす。「その業平は、その時だにも―といはれし身の」〈謡・井筒〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「昔男」の意味・読み・例文・類語 むかし‐おとこ‥をとこ【昔男】 〘 名詞 〙 ( 「伊勢物語」の各章が「昔、男ありけり」で始まるところから ) 昔いたある男の意で、在原業平をさしていう。[初出の実例]「その業平はその時だにも、昔男といはれし身の」(出典:謡曲・井筒(1435頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例