業平(読み)ナリヒラ

精選版 日本国語大辞典 「業平」の意味・読み・例文・類語

なりひら【業平】

  1. [ 1 ]ありわらのなりひら(在原業平)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙
    1. ( [ 一 ]から ) 色男。また、好色な男の意。
      1. [初出の実例]「恋草をつれて走し末がれて〈芭蕉〉 その業平に請人やなき〈信章〉」(出典:俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678))
    2. なりひらしじみ(業平蜆)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「業平」の解説

業平
〔長唄〕
なりひら

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
松本幸二
演者
杵屋六左衛門(10代)
初演
天保2.3(江戸中村座)

業平
(通称)
なりひら

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
業平河内通 など
初演
元禄7(京・万太夫座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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