昔覚ゆ(読み)ムカシオボユ

デジタル大辞泉 「昔覚ゆ」の意味・読み・例文・類語

むかし‐おぼ・ゆ【昔覚ゆ】

[動ヤ下二]昔のようすがしのばれる。古風に思われる。
うちある調度も―・えて安らかなるこそ心にくしと見ゆれ」〈徒然・一〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「昔覚ゆ」の意味・読み・例文・類語

むかし‐おぼ・ゆ【昔覚】

  1. 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 昔のさまが思い出される。古風に思われる。
    1. [初出の実例]「事の葉にたえせぬ露はおくらんや昔おほゆるまとゐしたれば〈七条后〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑一・一〇九七)
    2. 「むかしおぼえて不用なるもの」(出典:枕草子(10C終)一六三)

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