星の宮ケカチ遺跡(読み)ほしのみやけかちいせき

日本歴史地名大系 「星の宮ケカチ遺跡」の解説

星の宮ケカチ遺跡
ほしのみやけかちいせき

[現在地名]益子町塙 ケカチ

県立益子高校の校庭を中心にある、平安時代前半(九世紀)を主体とする集落跡。校庭の造成工事に伴い昭和五〇年(一九七五)に発掘調査が行われた。検出された遺構は住居跡二四軒・掘立柱建物跡八棟・井戸跡三基で、遺物土師器須恵器・硯・石製品・鉄製品のほか佐波理(青銅製)の匙が出土している。ことに近接して検出された三軒の住居跡は一辺約一〇メートルの大型のもので、四本の主柱穴のほかに各辺に四―八本の支柱穴をもつ特異な構造である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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