時値(読み)じち(その他表記)chronaxie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「時値」の意味・わかりやすい解説

時値
じち
chronaxie

神経や筋のような興奮性組織で,直流刺激の電流の強さを一定にして通電時間を長くしていくと,ある時間 tにおいてやっと興奮が起る。このときの通電時間 tを刺激電流の利用時という。この電流の強さと必要な通電時間の関係は,直角双曲線で表わされる。時間軸方向への漸近線,すなわち十分長く通電したときの閾値を基電流といい,この基電流の2倍の強さの電流に対応する利用時を時値またはクロナキシーという。組織の興奮性や反応速度の示標として用いられ,時値の小さいものほど興奮性が高い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む