時無だいこん(読み)ときなしだいこん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「時無だいこん」の解説

時無だいこん[根菜・土物類]
ときなしだいこん

近畿地方京都府地域ブランド
江戸時代後期の1818(文政元)年頃、京都市南区東九条の小山藤七が極晩生種のだいこんの種子を手に入れ、藤七だいこんという名で販売したのが始まりという。現在は時無だいこんの名で広く普及し、端境期のだいこんとして栽培されている。根の太さは6cm〜8cm、長さは45cm前後。普通の青首大根に比べて根が白く、葉の色は濃い。4月〜6月に収穫される。京の伝統野菜

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android