出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 蚕卵は産下されたとき淡黄色をしているが,産下後2日目ごろからしだいに着色をはじめ,4~5日で固有色の藤ねずみ色となり翌春まで休眠に入る(休眠卵,黒種(くろだね))。しかし,カイコの種類によっては,6月産下された卵が着色しないで2週間ぐらいで孵化し(非休眠卵,生種(なまだね)),春と同じような世代を繰り返し,8月中旬ごろ2回目のガが出て休眠卵を産下するものがある。このようなものは2化性品種と呼ばれる(図1)。…
…秋採りの蚕種には翌年の春蚕用の蚕種があり,これをとくに文化蚕種といい,春採りのものより卵の諸形質が優れ孵化も良いが,秋蚕期は原種の飼育が困難であるという不利がある。蚕卵の休眠性は遺伝と環境に支配され,2化性蚕では蚕種の催青方法により,そのカイコの産む卵を休眠性卵(黒種(くろだね))にも非休眠性卵(生種(なまだね))にもすることができる。古くはこの方法により夏秋蚕用の蚕種を得ていたが,現在では春採りの休眠性卵を人工孵化の処理により,その年の夏秋蚕に用いるようにしている。…
※「生種」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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