普天の下(読み)フテンノモト

デジタル大辞泉 「普天の下」の意味・読み・例文・類語

ふてん‐の‐もと【普天の下】

あまねくおおう天の下。全世界天下ふてんのした。
「―、王地にあらずといふことなし」〈平家・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「普天の下」の意味・読み・例文・類語

ふてん【普天】 の 下(した・もと)

  1. あまねくおおう天の下。天下。
    1. [初出の実例]「普天の下、王地にあらずといふ事なし」(出典:平家物語(13C前)二)
    2. 「それ普天のしたに生をうけ、王土に其身を置事は大事にてあらずや」(出典:幸若・和田宴(室町末‐近世初))
    3. [その他の文献]〔詩経‐小雅・北山〕

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