景三(読み)ケイサン

精選版 日本国語大辞典 「景三」の意味・読み・例文・類語

けいさん【景三】

  1. 室町中期の臨済宗の僧。号は補菴(ほあん)曇仲道芳の法を嗣ぐ。安国寺相国寺南禅寺などに住み「京華集」一〇巻、「東遊集」一巻、「百人一首」一巻などを著わした。永享元~明応二年(一四二九‐九三

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の景三の言及

【横川景三】より

…戦国初期の五山文学の禅僧(臨済宗)。万年村僧,小補,補庵の別号も用いる。播磨(兵庫県)に生まれ,4歳で京都相国寺常徳院の英叟につく。1441年(嘉吉1)英叟の法兄の竜淵に参じ,同年3月,曇仲道芳の三十三回忌に墓塔を拝して弟子となる。文学僧曇仲の法系を存続させるはからいであった。67年(応仁1)8月には桃源瑞仙とともに応仁の乱を避けて近江(滋賀県)市村滋雲寺や永源寺竜門庵に居住した。近江ではのちに識廬庵を建てた小倉実澄や野洲の永原吉重らと親交をもった。…

※「景三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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