景陽鐘(読み)けいようのかね

精選版 日本国語大辞典 「景陽鐘」の意味・読み・例文・類語

けいよう‐の‐かねケイヤウ‥【景陽鐘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、六朝時代斉の時、景陽楼に置かれた朝を知らせる鐘をいうところから転じて ) 夜明けを告げる鐘。
    1. [初出の実例]「上(うへ)御製、鐘の音もかたぶく月にかこたれて惜しと思ふ夜はこよひ也けり、と講じあげたる程、けいやうのかねもひびきをそへたる、折からいみじうなん」(出典増鏡(1368‐76頃)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android