暇明く(読み)いとまあく

精選版 日本国語大辞典 「暇明く」の意味・読み・例文・類語

いとま【暇】 明(あ)

  1. ひまな時間ができる。ひまになる。
    1. [初出の実例]「この僧どもいとまあくを待ちて、夜ぞせさせ給ひける」(出典:栄花物語(1028‐92頃)鶴の林)
  2. 夫や主人からひまが出る。離縁される。解雇される。
    1. [初出の実例]「それより万の始末心を捨て、〈略〉身躰(しんだい)うすくなりて、暇(イトマ)の明(アク)を待かねける」(出典浮世草子好色五人女(1686)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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