暗夜に灯を失う(読み)あんやにともしびをうしなう

精選版 日本国語大辞典 「暗夜に灯を失う」の意味・読み・例文・類語

あんや【暗夜】 に 灯(ともしび)=を失(うしな)う[=消(き)ゆ]

  1. これからどうしたらよいか途方に暮れる様子。頼りにしていたものを無くして困るさまのたとえ。
    1. [初出の実例]「暗夜(アンヤ)に燈(トボシビ)(キヘ)て、五更の雨に向が如し」(出典太平記(14C後)二一)
    2. 「梅幸退座の後は、闇夜(アンヤ)に燈(トモシビ)を失ひ、鳶に油上げをさらわれし贔負(ひいき)の思ひ」(出典:滑稽本・俄じゃ俄じゃ(1780))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android