暗窖(読み)アンコウ

デジタル大辞泉 「暗窖」の意味・読み・例文・類語

あん‐こう〔‐カウ〕【暗×窖】

暗い洞窟どうくつ
何者か―の中へ降りていったのであろう」〈漱石幻影の盾〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暗窖」の意味・読み・例文・類語

あん‐こう ‥カウ【暗窖】

〘名〙 暗い穴ぐら。
※それから(1909)〈夏目漱石〉五「其音を聞きながら、つい、うとうとする間に、凡ての外の意識は、全く暗窖(アンカウ)の裡(うち)に降下した」

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