何者(読み)ナニモノ

デジタル大辞泉 「何者」の意味・読み・例文・類語

なに‐もの【何者】

はっきりしない相手をさす語。だれ。何人なにびと。「何者かに聞かれていたらしい」
あらゆる人。いかなる人。何人なにびと。「何者も太刀打ちできない」
[類語]どなた・どの方・どの人・どいつ何奴どちら何人・誰か・誰かさん・どなたか・誰か彼か

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精選版 日本国語大辞典 「何者」の意味・読み・例文・類語

なに‐もの【何者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. どのような人。なんという人。何人。だれ。よくわかっていない相手をさす語。
    1. [初出の実例]「よそ人もかくかたきのやうなる人こそありけれ、なに物ならん」(出典:落窪物語(10C後)二)
  3. なにがし(何某)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「何者には寄まい、一芸有る者を聟に取うと存る」(出典:虎寛本狂言・八幡の前(室町末‐近世初))

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デジタル大辞泉プラス 「何者」の解説

何者

朝井リョウ小説。就職活動中の若者達を描く。2012年刊行。同年、第148回直木賞受賞。受賞時の年齢23歳は、その段階での男性直木賞作家最少齢(女性では1940年に22歳で受賞した堤千代がいる)。

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