暘谷(読み)ようこく

精選版 日本国語大辞典 「暘谷」の意味・読み・例文・類語

よう‐こくヤウ‥【暘谷・陽谷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 昔、中国で、太陽がのぼると考えられた東の果ての場所
    1. [初出の実例]「日、陽谷より出て扶桑をわたるほどにはとりなく也」(出典:百詠和歌(1204)一)
    2. [その他の文献]〔書経‐堯典〕
  3. 転じて、日本
    1. [初出の実例]「童寿投錍、支那覚无起、蔵慈把炬、陽谷識不異」(出典:性霊集‐一〇(1079)故贈僧正勤操大徳影讚)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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