暮見村(読み)くれみむら

日本歴史地名大系 「暮見村」の解説

暮見村
くれみむら

[現在地名]勝山市村岡むろこ町暮見

高倉たかくら(九七三メートル)西側の暮見谷への入口部にあたる。西は寺尾てらお村。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図に「くれ見村」として高九八・六石が記される。慶長五年から福井藩領、寛永元年(一六二四)勝山藩領、正保元年(一六四四)幕府領で福井藩預地、貞享三年(一六八六)幕府直轄地、元禄五年(一六九二)以降美濃国郡上藩領となった。正保郷帳では田方八一石余・畠方一七石余。宝暦九年(一七五九)の下郷明細帳之写(島田家文書)によると、村の高付は、上田一町五反余・中田一町四反余・下田六反余の計五五・一七石、上畠四反余・中畠三反余・下畠四畝余・居屋敷七畝・荒三町の計四三・四三石であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android