最新 地学事典 「暴風海浜」の解説
ぼうふうかいひん
暴風海浜
barred beach
沿岸州を有する砂浜海岸。J.W.Johnsonは沿岸州を有する砂浜海岸を暴風海浜,有しない砂浜海岸を正常海浜と分類した。深水波(波長の1/2よりも水深が深い海を進行する波)の波高と波長の比の初期値である初期波形勾配が0.030よりも大きい場合,海岸に達した波は砕けて崩れ波となるため,砂浜は侵食され,底質は沖へ運ばれて堆積する。このため,沖に沿岸州を有する暴風海浜が形成されると考えられる。初期波形勾配が0.025~0.030の場合は,正常海浜または暴風海浜のいずれかが形成されるといわれる。参考文献:J.W.Johnson(1949) Trans. Am. Geoph. Union, Vol.30
執筆者:茂木 昭夫・中尾 征三・浜田 盛久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

