曲利村(読み)まがりむら

日本歴史地名大系 「曲利村」の解説

曲利村
まがりむら

[現在地名]羽島市正木町曲利まさきちようまがり

不破一色ふわいしき村・須賀すか村の南西にある大浦おおうら輪中内の村。天長二年(八二五)一一月一二日の尾張国検川原寺田帳(東寺文書)にみえる島郡(中島郡)の「一条勾金里」の遺称地とする説があり、「延喜式」神名帳記載の尾張国中島なかしま郡「川曲カハワノ神社」は当地に鎮座していたという。「尾張国地名考」は「水行のまがりなるに出る」地名と考証している。年未詳六月八日の下間頼龍奉本願寺御印書(円覚寺文書)に「まかり」とみえる。元和二年(一六一六)の村高領知改帳によると平岡頼資(徳野藩)領・旗本日根野高継領の相給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android