書抜く(読み)カキヌク

デジタル大辞泉 「書抜く」の意味・読み・例文・類語

かき‐ぬ・く【書(き)抜く】

[動カ五(四)]
文章一部要点を抜き出して書く。抜粋する。「参考部分を―・く」
最後まで書き通す。書き上げる。「病気を押して大作を―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「書抜く」の意味・読み・例文・類語

かき‐ぬ・く【書抜】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. 文章の一部分や要点などを別に写しとる。抄録する。抜粋する。
    1. [初出の実例]「古今の御ふしんどもかきぬく」(出典:春のみやまぢ(1280)九月一五日)
    2. 「書物は借りて覧(み)て、書き抜いては返してしまふ」(出典:安井夫人(1914)〈森鴎外〉)
  3. 最後まで書く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android