書誌レベル(読み)しょしれべる(英語表記)hierarchical bibliographic level:bibliographic level

図書館情報学用語辞典 第5版 「書誌レベル」の解説

書誌レベル

書誌的記録に書誌階層構造があるとき,その上下の位置づけを示すレベル.『日本目録規則1987年版』および『同2018年版』では,こうした階層構造基礎書誌レベル,その上位書誌レベル,および下位書誌レベルから構成されると捉えた上で,記述対象として選択することが望ましいレベルを基礎書誌レベルと規定している.例えば,上位書誌レベルにはシリーズが,その下の基礎書誌レベルにはシリーズ中の各巻が該当する.特に『日本目録規則1987年版』では,3つのレベルを各々,基礎,集合,構成書誌レベルと表現し,さらに基礎書誌レベルについては,単行資料に対する単行レベル,逐次刊行物に対する逐次刊行レベルの二つを設定していた.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android