二つの文献がどちらも同じ文献を引用している状況における,二つの文献間の関係.二つの文献は書誌データを共有することにより,相互に何らかの関係があると判断される.1963年にケスラー(Myer M. Kessler 1917-1997)によって提案された文献間の関連度を見るための視点の一つ.共有する引用文献の数を書誌結合の度数,すなわち結合度といい,例えば,文献A,Bの両方が引用している文献がX,Y,Zである場合,文献A,Bの結合度は3となる.この度数が大きければ関連度も高いと考えられ,文献間のテーマの類似度の近似値として利用されることが多い.