曾呂間(読み)そろま

精選版 日本国語大辞典 「曾呂間」の意味・読み・例文・類語

そろま【曾呂間】

〘名〙
俳諧・空林風葉(1683)上「風惣やうそろまをわらふ初朝け〈竹葉〉」
② 愚鈍な人。ばか。あほう。
咄本・軽口東方朔(1762)序「夫(それ)うそといつぱ〈略〉其中にうつけとそろまの両儀を産(うむ)
[補注]①は人形浄瑠璃の宇治座の道化方そろま七郎兵衛が創始したと推測されている道化人形で、江戸の「のろま」と並称される。

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