道化人形(読み)どうけにんぎょう

精選版 日本国語大辞典 「道化人形」の意味・読み・例文・類語

どうけ‐にんぎょう ダウケニンギャウ【道化人形】

〘名〙 人形遣いが、道化所作に用いる人形
※俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678)「さぞな都浄瑠璃小哥はここの花〈信章〉 霞と共に道外人形〈信徳〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の道化人形の言及

【人形劇】より

… 俳優でなく人形が劇を演じるということは,第1に人物のタイプ(役柄)が固定し,第2に操作術により非現実的なものを現実化させうるという特色を示すことになる。その結果,人形劇にストーリーがつくようになった15世紀ころには,茶番劇で道化人形が主人公になり,ウイットと風刺のきく芝居があらわれた。17世紀になると,ヨーロッパでは人形劇にパトロンがつくようになり,道化人形が劇の重要なパートを占めるようになった。…

※「道化人形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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