最果(読み)さいはて

精選版 日本国語大辞典 「最果」の意味・読み・例文・類語

さい‐はて【最果】

  1. 〘 名詞 〙 最もあと。いちばん終わり。最後最終。また、いちばんはずれのところ。さいはち。
    1. [初出の実例]「さいはての車に侍らん人は」(出典:能因本枕(10C終)二五六)
    2. 「行商しながら渡る北海道では、内地を食いつめた者が落ちていくさい果てという感はまぬがれない」(出典:さい果て(1964‐71)〈津村節子〉三)

さい‐はち【最果】

  1. 〘 名詞 〙さいはて(最果)
    1. [初出の実例]「さいはちの車に乗りて侍らん人は」(出典:枕草子(10C終)二七八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android