月の障り(読み)ツキノサワリ

デジタル大辞泉 「月の障り」の意味・読み・例文・類語

つき‐の‐さわり〔‐さはり〕【月の障り】

月経メンス。月のもの。
月の光をさえぎるもの。
女松にておはすらん、―になるほどに」〈咄・露がはなし・二〉

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関連語 実例 紅葉 初出

精選版 日本国語大辞典 「月の障り」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 障(さわ)

  1. ( 毎月のけがれの意 ) 月経。月のもの。
    1. [初出の実例]「依今日当一レ斎也、仍有障女房一屋不来、月障歟」(出典:殿暦‐康和三年(1101)一一月一五日)
  2. 月光障害となるもの。月の光を隠すもの。
    1. [初出の実例]「たや色の紅葉は月のさはり哉〈休甫〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)五)

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