月寒種羊場(読み)つきさつぷしゆようじよう

日本歴史地名大系 「月寒種羊場」の解説

月寒種羊場
つきさつぷしゆようじよう

[現在地名]豊平区羊ヶ丘

明治三九年(一九〇六)六月に農商務省月寒種牛牧場として、当時の豊平村大字月寒村に設置された。用地は元山鼻やまはな兵村の公有地であった。同四二年四月に月寒種畜牧場と改称し、牛・羊の繁殖改良・育成、畜産物の製造、飼料の栽培・研究を目的とした。同四四年は牛二六一頭・羊二二一頭を飼育。大正八年(一九一九)四月に月寒種羊牧場と改称し、羊専門の施設となった。昭和六年(一九三一)七月に農林省種羊場と改称し、同一七年に同省農業試験場月寒種羊場となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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