有た物では無い(読み)あったものではない

精選版 日本国語大辞典 「有た物では無い」の意味・読み・例文・類語

あっ【有】 た 物(もの)では無(な)い

  1. ① ( 「またとあったものではない」の意 ) 無類である。この上もなく、最高である。他に比類がないことをほめていう。
    1. [初出の実例]「御手にて差し出し給ひて、一つ飲(の)まんしと言はれたるは、あったものではなひと、浮(うか)れ浮(うか)れて」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)
  2. ② ( 「ある」を強く否定する言い方 ) 全く問題にならない。
    1. [初出の実例]「これでは、万全の措置も何もあったものでない」(出典:薄明(1946)〈太宰治〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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