有尾新田・津屋新田(読み)ありおしんでん・つやしんでん

日本歴史地名大系 「有尾新田・津屋新田」の解説

有尾新田・津屋新田
ありおしんでん・つやしんでん

[現在地名]養老町

有尾村の東、津屋村(現海津郡南濃町)北東にある。近世初期の新田開発によって成立した。寛永二一年(一六四四)高須藩領の有尾村域の草場一千石ほどと幕府領津屋村域の草場五〇〇石ほどの新田開発を(現揖斐郡大野町)加納かのう(現安八郡神戸町)などの者五人が各代官所に願出た(「有尾・津屋村草場開発願」中村文書)。正保二年(一六四五)作取りは五年間、六年目に検地のうえ一反高一石代、高につき四ツ物成とするなどの条件つきで高須藩より許可(「有尾・津屋村荒所開発証文」片野記念館蔵)、同三年幕府代官からの許可も下りている(前掲「開発願」正保三年六月一日付裏書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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