石津(読み)いしづ

精選版 日本国語大辞典 「石津」の意味・読み・例文・類語

いしづ【石津】

[一] 大阪府堺市西部の地名石津川の下流域にあり、古くは軍事・商業上の要港であった。延元三年(一三三八北畠顕家が高師直(こうのもろなお)に敗れて戦死した古戦場
[二] 岐阜県の南西端にあった郡。明治一三年(一八八〇上石津・下石津の二郡に分割。同三〇年上石津郡養老郡に、下石津郡は海津郡(現海津市)に編入された。

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デジタル大辞泉 「石津」の意味・読み・例文・類語

いしづ【石津】

大阪府堺市の地名。古くは港。北畠顕家きたばたけあきいえが戦死した古戦場。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石津」の意味・わかりやすい解説

石津
いしづ

大阪府堺市の西南部。『和名抄』には大鳥郡石津郷とある。延元3=暦応1 (1338) 年北畠顕家が足利方の高兄弟の軍を堺に攻めて大敗し,戦死した地。

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