有機伝導物質(読み)ゆうきでんどうぶっしつ(その他表記)organic conductor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有機伝導物質」の意味・わかりやすい解説

有機伝導物質
ゆうきでんどうぶっしつ
organic conductor

高い電気伝導度を示す有機化合物総称。 1950年以降,有機多環芳香族化合物の分子性結晶の電気伝導度の測定結果から,有機化合物の導電性発現には,長い共役系が必要であることがわかった。そこで,各種のポリアセチレン高重合体が研究された。特にポリアセチレンにヨウ素などの電子受容体ナトリウムなどの電子供与体を添加したものは高い伝導度を示す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む