有馬四郎助(読み)アリマ シロスケ

20世紀日本人名事典 「有馬四郎助」の解説

有馬 四郎助
アリマ シロスケ

明治〜昭和期の社会事業家 網走監獄初代所長。



生年
文久4年2月2日(1864年)

没年
昭和9(1934)年2月9日

出生地
鹿児島市下荒田町

旧姓(旧名)
益満

主な受賞名〔年〕
勲三等〔大正11年〕

経歴
北海道集治監網走分監(網走監獄)長、内務省監獄局計表課長、市谷監獄署長などを経て、神奈川典獄となり、明治39年小田原に幼年監獄を創設。幼年保護会を設立し少年釈放者保護事業を始める。昭和2年豊多摩刑務所長に就任。4年には汎米社会事業会議に日本代表として出席した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「有馬四郎助」の解説

有馬四郎助 ありま-しろすけ

1864-1934 明治-昭和時代前期の刑務官
文久4年2月2日生まれ。小学校訓導から明治14年巡査となる。31年受洗,同年警視庁典獄となり,監獄教誨師(きょうかいし)の任免をめぐり巣鴨監獄教誨師事件をおこす。39年小田原に幼年保護会,翌年根岸家庭学園(現横浜家庭学園)を設立し,教護事業につくした。昭和9年2月4日死去。71歳。薩摩(さつま)(鹿児島県)出身旧姓は益満(ますみつ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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