朔日丸(読み)ツイタチガン

デジタル大辞泉 「朔日丸」の意味・読み・例文・類語

ついたち‐がん〔‐グワン〕【朔日丸】

江戸時代、毎月1日に服用すれば妊娠しないとされた薬。

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精選版 日本国語大辞典 「朔日丸」の意味・読み・例文・類語

ついたち‐がん‥グヮン【朔日丸】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代の避妊薬一つ。毎月一日に服用すればその月中は妊娠しないとして、広く用いられたという。ついたち。
    1. [初出の実例]「霜月の朔日丸は茶屋で飲み」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

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世界大百科事典(旧版)内の朔日丸の言及

【避妊】より

…おもなものは次のとおりである。(1)朔日丸(ついたちがん) 毎月1日に飲めばその月は妊娠しないといわれた。引札に〈代百文〉とある。…

※「朔日丸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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