日本歴史地名大系 の解説 朝日観音・夕日観音磨崖仏あさひかんのん・ゆうひかんのんまがいぶつ 奈良県:奈良市奈良公園地区滝坂朝日観音・夕日観音磨崖仏滝坂道入口の寝仏(大日如来石仏、南北朝期作か)の北側山手に「夕日観音」とよばれる磨崖仏がある。傾いた大きい花崗岩に弥勒如来立像を半肉彫し、像高一・六メートル。鎌倉中期の作とみられる。寝仏からさらに滝坂道を上った路傍に、三体の磨崖仏を彫刻した東面する花崗岩の断崖がある。早朝の旭光をうけることから、俗に「朝日観音」とよばれている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by