朝鮮殖産銀行(読み)ちょうせんしょくさんぎんこう

改訂新版 世界大百科事典 「朝鮮殖産銀行」の意味・わかりやすい解説

朝鮮殖産銀行 (ちょうせんしょくさんぎんこう)

朝鮮総督府制令にもとづき,朝鮮各地に分立していた農工銀行6行を合併して1918年に設立された特殊銀行。従来の農工銀行が資金力弱体で農工業部門への拓殖長期資金の貸付けが不十分であったために設立された。払込資本金の10倍(のち15倍)を限度とする債券発行で原資を得,朝鮮内のおもに農業部門への貸付けを行った。とくに朝鮮産米増殖計画とのかかわりが大きく,東洋拓殖株式会社とともにその推進機関とされた。農事改良,土地改良ならびに水利事業への貸付けがとくに多い。資本金は,当初の公称1000万円が敗戦時に6000万円(払込は5250万円)となっている。敗戦直後にGHQ指令で閉鎖された。
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