期間利益(読み)きかんりえき(その他表記)periodic profit

改訂新版 世界大百科事典 「期間利益」の意味・わかりやすい解説

期間利益 (きかんりえき)
periodic profit

通常一定期間における利益をいい,当期純利益をさす。それは,その期間に発生した収益からそれに対応する費用を差し引いて計算される。差額がマイナスの場合は期間損失という。また両者を総称したものが期間損益である。期間利益には,その期の経常的な営業活動に起因する経常利益ほか,突発的災害損失,巨額の固定資産売却益などの臨時損益や取立て不能で償却した債権の回収益のような前期損益修正項目などの経常的でないものが含まれる。そこで,利益発生の期間性を厳密に区別するときには,経常的なものを期間利益(損失)と呼び,それ以外のものを期間外利益(損失)と呼ぶことがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 貞芳 前田

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む