朧気(読み)おぼろげ

精選版 日本国語大辞典 「朧気」の意味・読み・例文・類語

おぼろ‐げ【朧気】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「げ」は接尾語 )
  2. 月が雲や霞にさえぎられて、ぼんやりとしているさま。〔和英語林集成初版)(1867)〕
  3. 物事がはっきりしないさま。ぼうっとしているさま。
    1. [初出の実例]「小説は見えがたきを見えしめ曖昧(オボロゲ)なるものを明瞭(あきらか)にし」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 小説 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android